『ローゼンメイデン』から学ぶドールの魅力

 

ローゼンメイデン』という作品をご存知でしょうか。

有名な作品なので、タイトルだけでも耳にしたことのある方は多いかと思います。

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幻冬舎ローゼンメイデン第1巻。

 

 今でこそ集英社の雑誌で連載されていますが、初出は幻冬舎でした。著者はPEACH-PIT先生。


ローゼンメイデンのあらすじを説明しますと、

 

引きこもりの中学生、桜田ジュンの元に、ある日、趣味のネット通販が災いして一通の手紙が届きます。その手紙には「まきますか・まきませんか」の選択肢が。

翌日、「まきます」を選んだ彼の元に薔薇の装飾金具が施された重厚な革製の鞄が届く。中には生身の人間にも劣らない程、精巧な造りの美しいアンティークドールが。

背中のネジを巻くとドールはキリキリと動き出して目覚めます。

ドールは自らを「真紅」と名乗り、ネジを巻いた桜田ジュンに対し契約を結ぶよう要求する。そしてその日から「アリスゲーム」と呼ばれるドール達による争いの運命へと巻き込まれていく。

(参考:ローゼンメイデン Wikipedia)

 

 と、簡単にあらすじを書きましたが、この後、様々なドール達が登場してみんなでキャッキャウフフしたり、アリスゲームの運命により、ドール達の動力源であるローザミスティカと呼ばれる宝石を奪い合ったりするのですが、今はここまでに留めておきます。

 

 

 

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激しい戦闘シーンも見所の一つ。 

 

 

作品内には7体の魅力的なドール達が登場します。

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ドール達は見た目も性格も十人十色。あなたのお好みのドールはどの子ですか?

 

上から順番に、

第1ドール水銀燈(すいぎんとう)、第2ドール金糸雀(かなりあ)、第3ドール翠星石(すいせいせき)、第4ドール蒼星石(そうせいせき)、第5ドール真紅(しんく)、第6ドール雛苺(ひないちご)という名前になっています。

 

 第7ドールの雪華綺晶(きらきしょう)は物語の終盤まで謎の存在でした。

 

 

 

 "生きるドール"ということで、人間的な表情の豊かさや肌の柔らかさを表現しつつ、サイズ感はちゃんとドールのサイズ感。このバランス感覚。神。 

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 お洋服を脱ぐとちゃんと球体関節になっています。

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ここは作品内でもっとも人形の肌が露出されている場面で、不思議な力を持つローゼンメイデン達も皮一枚はがせば普通の人形と何ら変わらない、力を入れれば簡単に折れてしまいそうな華奢さが判明する切ない場面だったりします。

 

 

次に、参考として僕の推しドールについて語らせて頂きます。

 

僕がもっとも愛して止まないドールは、物語のヒロインでもあるローゼンメイデン第5ドールの真紅ちゃんです。

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 かわいいですね。

 

 

真紅ちゃんは、ドール達の中でもリーダー的な存在であり、冷静沈着でマナーに厳しく、時には手を出すことも。さらに契約関係にある桜田ジュンに対して「下僕(しもべ)」と呼んでこき使うことも多々ありますが、時にはこんな台詞も言います。

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「そうして自分の弱さと向き合って認めるのはとても勇気の要ること」

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「その指はきっと魔法の指だわ。今に王女のローブだって作れるわ。」

 

 

 

 

ママ………………………

 

 

 

 このギャップがたまりません。

 

 

真紅ちゃんの持つ優しさ、淑やかさ、暖かさ、柔らかさが伝わって来ますね。

 

そんな彼女の内面から溢れ出る美しさ、そして気高さに、僕は惚れました。

 

そして、いつしか真紅ちゃんの様に愛らしい、本物のドールをお迎えしたい…と思うようになりました。

 

皆さんもお気に入りのドールを見つけて萌えまくってみてはいかがでしょう。

 

僕がローゼンメイデンを始めて読んだのは高校生の時で、当時BOOKOFFで全巻千円というお手頃価格で売られており、また以前から気になっていたので購入したのがきっかけでした。

それからの僕といえば、すっかり真紅ちゃんを初めとする薔薇乙女達の魅力のドツボにハマってしまい、アニメDVDのレンタルはもちろん、ついには本物の西洋アンティークのビスクドールにまで興味をしめす有様でした。
特に、なんでも鑑定団で西洋アンティークの品を扱う回だった時は、飢えた野犬の如く、血走った眼でヨダレを垂らしながらテレビを見ていた程でした。


ちなみに有名な年代モノのドールだと1体何百万円単位の値がつく事もあるんですよ。うわドールつよい。

 

 

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開運!なんでも鑑定団でのとある回から。アンティークドール3体で800万円もの値がついていました。

 

 

ローゼンメイデンとの出会いから数年が経った今でも定期的に読み返すほど、ローゼンメイデン僕の心の情緒を保つ栄養源として欠かせないものになっています。

 

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ここまでのまとめとして、PEACH-PIT先生が絵描くドール達は、本物のドールにも劣らないリアルさや、本物のドールを手にしている時と同様の満足さを私たちの心に与えてくれることを、皆さんにもお伝えできたかと思います。

 

それでも、どうしても生のドールに会いたい、触れたい、抱っこしたい、果てにはチューしたいなどという、某校長も真っ青の底なしの欲をもった卑しいオタクの方もいることでしょう。僕もその一人です。

 

しかしここはクールジャパン。このような物が存在します。

 

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このようなアニメチックなドールは今大人気らしく、販売会社も様々であれば、ドールの特徴も様々。

 

既に完成されたドールも販売されていますが、お洋服やリボンといった装飾品、さらには髪の毛の色・髪型や埋め込み式の目玉の色・模様、お顔の表情まで自分好みにカスタマイズできる物もあります。

 

残念ながら僕は詳しい知識は持ち合わせていませんが、カスタム次第では、ローゼンメイデンに出てくるドール達にそっくりそのままのドールを現実世界に生み出すことも夢ではありませんね。

 

ツイッター上でも、自分でドールを製作したり、販売されている方が沢山いらっしゃるので、皆さんの性癖、もといお好みに合うドールを生み出す職人さんを探してみるのもアリだと思います。

 

一度、生のドールを見ると価値観もまた変わるかもしれません。そしてドール沼にズブズブとはまって行く。

 

 

やっぱりドールと通貨は現実世界に限りますね。

 

 

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ここまで長々と書かせて頂きましたが、果たして皆さんにローゼンメイデン、そしてドールの魅力についてお伝えできたでしょうか。自信がありません。

 

古来より人類が犬を飼っていた様に、又、現代人がルンバを飼っているように、私達も新しいパートナーの可能性としてドールをお迎えしてみるのもアリではないでしょうか。

 

自分より年下のアニメキャラクターに「ママ…ママ…」等と救済を求めるより、自分自身がママ(パパ)となってドールをお迎えした方がよほど健全な人生を送れるかと思いますお前がママになるんだよ!